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【暮らしの給食室】体の内側からきれいに!春野菜を使ったデトックスレシピ

-食べ物-  
21.03.05
 


春は目覚めの季節です♪

草花が芽吹き始め、動物たちも冬眠から目覚め起きだしてくる季節、私たちも春の陽気に誘われて心も体も活動を始めます。

冬の間は新陳代謝が低下し、運動不足なども重なって余分な脂肪や老廃物を溜めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
 

春先になると、
「最近何となくだるい」「疲れやすい」
「お肌がくすみやすい」「顔や下半身がむくむ」「肩こりを感じる」などの不調の相談が多くなります。
これらの症状は冬から春への体へ移行できず、余分な老廃物が原因となっているかもしれません。

春は新陳代謝と深く関わりがある「肝」のはたらきが活発となり、体の中から外に向けて発散の力が強くなります。
その手助けとなるのが春に旬を迎える食材です。
たまってしまった老廃物を外に出し、
肝のはたらきをサポートする力を持っています。


自然の恵み「春野菜」をたべよう!
 

春の野菜には香りもよく、苦味を感じるものが多く出回ります。
この苦味が毒素や老廃物を排出するためには欠かせないものになります。

冬眠から目覚めたクマさんは、まず苦味をもった「フキノトウ」を食すそうです。
この苦味成分は「植物性アルカロイド」と呼ばれ、老廃物を排出し、まだ眠っている体を目覚めさせる役割をもっています。


まだ雪がのこる山の中で一番初めに芽を出すフキノトウが、動物たちの目覚めに役立っているなんて自然からの素敵な贈り物ですね♪

春の苦みをもつ野菜といえば…
菜の花、ふきのとう、タラの芽、セリ、タケノコ、セロリなどたくさんあります。
デトックス効果だけでなく、休眠していた内臓を目覚めさせ、代謝を高めて若返りの効果も期待できます!

春の香りを楽しみながら、体の内側からきれいになりましょう♪

今回は菜の花を使った春のデトックスレシピです!!

 


暮らしの給食室《菜の花の豚肉巻き・爽やかな香りで♪》
 
 
房総の春を告げる菜の花。
独特の苦みと香りが特徴です。


血液の流れをよくしてデトックス効果を促し、冬眠中の体を目覚めさせる力をもっています。

かんきつ類の香りは巡らせる力を高め、効果をさらに高めてくれます。


春は肝の力となる「血」も充実させることが大切です。
良質なたんぱく質もしっかりとってくださいね。


<材料>
豚肉(薄切り)6枚(約150g)
塩・コショウ 少々
菜の花 6本(約120g)
片栗粉 大さじ1
(A)しょうゆ 大さじ1
(A)酒 大さじ2
(A)マーマレード 大さじ1
※マーマレードの甘さにより調整
油 大さじ1


<作り方>
ー菜の花の下処理ー
1)菜の花は塩少々を入れた熱湯でさっと茹でる。

水けを絞り、根元の堅い部分を切り落とす。
(太いものは縦半分に切る)

ー豚肉で巻くー

2)豚肉を広げ塩・胡椒をふって、片栗粉をかるくまぶし、菜の花を端から斜めに
巻き付ける。
巻き終わったら全体に片栗粉を薄くまぶす。

ー焼くー

3)フライパンに油を熱し、豚肉を巻き終りを下にしておき、ころがしながら焼く。
全体に焼き色がついたら、合わせておいた(A)を加え、絡めながら軽く煮詰める。

ー盛り付けー
4)食べやすい長さに切り、皿に盛る。




ー おしえてくれたひと ー


くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生


管理栄養士 
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師


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