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音楽を身体が “吸収” する?

-育児-  
18.07.02
今回は、幼少期の子供達は音楽を「頭」ではなく「身体」で吸収していくというお話。




子育てをしていて、朝起きてきたら昨日よりもなんだか大きくなっている?!とか、急に「あの時○○だったよね」と記憶の断片を話しだしたりだとか…。
子供の成長や記憶力にビックリしてしまう事って多いと思います。


そんな中、私は音楽を通じて子供達の成長を見守る事のできる仕事に携わっていますが、特に幼少期の子供達は音楽を「頭」ではなく「身体」で吸収しているという現場を多く目にします。





小学生高学年にもなってくると、どうしても「頭」で理解しようとする事が優先になってしまって、純粋に音楽を感じ取るという事が難しくなってくるんですね。
音楽を指導する者にとってはなかなかその殻?のようなものを取り払うのに苦戦します…。
それも成長の一つですので指導者側がうまく導いていかなければいけませんが、その作業はかなりの時間を要します。




一方で、乳幼児期のお子様へのレッスンは必ず保護者の方にも参加していただき、親子で触れ合いながら進めています。
リトミックと呼ばれる手法ですね。(機会がありましたらリトミックの詳細をお話ししたいと思いますが、今回は省略を。)






音楽に合わせて親子で身体を触れ合ったり、身体で表現したりしながら、親子の絆や愛情を確かめる事で心も満たされて、音楽を楽しむ余裕が生まれてきます。






実際に、リトミックを経験した子供達は、ピアノのレッスンを「頭」で考えすぎて肝心の指が動かない、なんてことが少ないです。
指揮者のように、音楽を大きな一つの作品ととらえる事ができるんです。そしてどうしても身体が音楽通りに動いちゃう!

そうなんです。自分で解釈した音楽を「身体」で表現したり、演奏したりできるんです。
音楽を「身体」で吸収している証拠です。






私も子育てをしながら、改めて幼少期の音楽環境、それも親子で触れ合いを取り入れながら一緒に楽しむ事こそが、音楽センス向上への一つの方法だなぁと実感しています。

音楽イベントなどを通じて、音楽を吸収していく楽しさ、喜びをほんの少しですがおすそ分けできたらと思っています。


 



- おしえてくれたひと -
リトミック・ピアノ/わらべうたベビーマッサージ solana
Hiromi

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音楽大学卒業後、音楽教室に講師として勤務した後、大手カラオケ、ゲーム会社で制作ディレクター、CD制作などの制作現場と、コンサートの企画(サントリーホール他)・運営や、webサイト作成にも携わる。
出産後に、幼児期の音楽経験の環境が大事であると再認識し、保育園・公民館などでリトミック・ピアノ講師活動のほか、高齢者向けの音楽指導をしながら、船橋・千葉を中心に子供と一緒に楽しめるレッスン、音楽イベントの企画・演奏活動を展開。過去に年2回開催していた幼児向け自主企画コンサートは常に満席を記録。福祉、市行政からの指導・演奏依頼も多く、クラシック畑以外の経歴のおかげで型にはまらない音楽指導は保護者からも好評を得ている。


8月20日(月) Hiromiさんが講師の夏色コンサートを開催予定。
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