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【暮らしの給食室】冷えは万病のもと!温活で免疫力を高める薬膳グラタンレシピ

-フレスコと暮らす-  
20.12.01
 
寒い冬の季節、手足や、体の冷えが気になる季節です。

この時期になると様々な冷え対策をされている方も多いのではないでしょうか。
今回は中医学からみた「温活」についてお話します。

「冷えは万病のもと」
実際に体温が 1℃下がることで代謝は 12%、免疫力は 30%低下するといわれています。
 

 
冷えによる症状は、風邪をひく、手先が冷える、お腹がいたくなる、下痢や軟便といった冷えを自覚できるもの以外にも、肩こりや腰痛、疲れやすい、イライラする、生理痛、肌あれや老化など、自覚はないのに冷えている「隠れ冷え性」の方も増えています。

まさに「冷えは万病の元」。
寒い冬は冷え対策をしっかりとして元気に過ごしたいものです。


冬の冷え性の要因「寒邪」

冬は寒さの邪気「寒邪」(かんじゃ)の影響によって、誰もが冷えを感じる季節です。
(邪気とは体の不調をひきおこす要因のこと)

寒邪は体の表面からも、口や鼻など呼吸器系からも体内に侵入してきます。

寒邪が入ってくると…

血の巡りが悪くなります。
冷たい外気に触れると私たちは体をギュッと縮こませます。
体だけでなく、内臓や血管を収縮させるため血の巡りが悪くなります。
また姿勢も悪くなり、
運動不足なども重なって血行不良になり、身体が冷えを招きます。


腎の弱り。
冬は寒さに弱い「腎」の気が不足します。
腎気は体の根本的なエネルギ―なので、体を温める根本的な力が不足し冷えを招きます。


気や血の不足。
脾胃(消化器官)はエネルギーを作る源です。
胃腸が冷えると代謝が落ち、エネルギー不足によって冷えを招きます。
日頃から胃腸が冷える生活や食習慣も注意が必要です。

 

冬の温活薬膳のポイント
冬は寒さの邪気を追い出す食材や身体を温める食材を積極的にとりましょう。
また、熱源となる筋肉を作る良質なタンパク質やほか、血の巡りを改善するはたらきがあるビタミン E も多めにとり入れるといいでしょう。

■寒さを追い出す食材

■身体を温める食材

■体温をつくる食べ物
ー気と血を生み出す食材ー


暮らしの給食室 海老の山芋ソースグラタン

胃腸の働きを整える山芋味噌ソースのグラタンです。
海老、マッシュルーム、山芋は腎を滋養し温める力を養います。

 
<作り方>

ー具材の準備ー
1.
海老の下処理。
殻付きの場合は殻と尾を除く

背ワタをとり、ボウルに入れてを加え、全体を優しく揉みこむ。
水で洗い流し、水気をよく切り、酒を振っておく。
2.
山芋は皮をむき、ビニール袋に入れ、木棒などでたたき、少し粒が残る程度までつぶす。(又はすりおろす)

 
3.マッシュルームは厚めの薄切り、長ねぎは 1 ㎝幅で輪切りにする。
生姜はみじん切りにする。

ーソースづくりー
4.
鍋に油、生姜を入れて温め、香りがでたら海老を加えて炒める海老の色が変われば皿に取り出しておく。
5.
続いて長ねぎ、マッシュルームを入れ炒める。
6.
(A)をかつおだしに溶いて加え、山芋、牛乳、ローリエを加えとろみが出るまで煮る。

味を見て、塩・胡椒で整える。

オーブントースターで焼くー

 
7.耐熱容器に海老と(6)を盛り、上にチーズをのせ、オーブントースター又はオーブン(200℃)で、チーズがこんがりと色づくまで焼く。(8~10 分ほど)
8.
みじん切りにしたパセリを散らして完成です。
 
ー おしえてくれたひと ー


くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生


管理栄養士 
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師


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