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防災の日 改めて災害への備えを見直してみましょう

-住まい-  
20.09.29
9月1日は、関東大震災が発生した日であり、台風シーズンでもあることから「防災の日」とされています。

この機会に、台風や地震などの災害について認識を深め、どう対処するか、どうすれば被害を最小限に抑えられるかなど、ご家族で考え話しあってみましょう。

今回は、家庭内でできる地震災害への備えのヒントをお伝えします。


CONTENTS


・家具の置き方
・避難場所、避難経路の確認
・家族との話し合い 
・食料、飲料と生活用品の備蓄
・非常時の持ち出し品



・家具の置き方
地震時、寝室で家具の下敷きにならないよう家具の置く位置に注意してください。
壁を背にした家具は前方に倒れてくるので、就寝位置の目の前に家具を置く場合は家具の高さ分離れるか、机などを置いて床まで倒れないように工夫する必要があります。


家具が倒れた時、出入り口をふさがないよう家具の向きや配置が重要になってきます。

本棚や食器棚、タンスなどは倒れないように壁に固定しましょう。

・避難場所、避難経路の確認
災害が起きた時慌てずに避難できるよう、お住いの自治体HPやハザードマップなどから避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう。
災害の種類によって安全な避難場所も変わるため、注意が必要です。



・家族との話し合い
家族がそれぞれ別の場所にいて災害が発生した場合を想定して、事前に集合場所(ピンポイントで決めておく)、安否確認の方法を決めておきましょう。


・食料・飲料と生活用品の備蓄
災害によりライフラインがストップした場合に備えて保存できる食料品や飲料水を家族分備蓄しておきましょう。
防災のため特別なものを準備するのではなく、普段から食べ慣れている食品などを備えるようにすると、いざという時、お子さまも抵抗なく食べられます。


レトルト食品やカップラーメンなど非常食となるものを備蓄しながら消費するローリングストック法が、今注目されています。


いつの間にか賞味期限が切れていたということが防げますので、無駄なく備蓄できますね。

―備蓄品のおおまかな目安―
飲料水 最低3日分(一人1日3リットル目安)
非常食 最低3日分
生活用品 トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロなど



1週間分の備蓄が望ましいとされていますが、ライフラインの再開が3日はかかるといわれているので、最低でも3日分の備蓄が必要です。

流行りのアウトドア用品も災害時役に立ちます。


ランタンはライトとして使え、バーナーは温めが必要な時に使えます。
さらにクーラーボックス、寝袋、テントなど災害時役に立つアイテムがたくさんあります。


・非常時の持ち出し品

両手が使えるリュックタイプに非常時の持ち出し品をまとめておきましょう。



水・食品・ラップ・マッチ
防災用ヘルメット・懐中電灯・電池・モバイルバッテリー・ラジオ
救急用品・貴重品(通帳・現金・保険証など)衛生用品
ブランケット・タオル・カイロ・軍手等


その他にも、お子さんがいる家庭では哺乳瓶・オムツ・おしり拭きなどが必要になり、女性は生理用品など家庭によって必要なものが異なってくるため、今一度チェックしてみましょう。

様々なサイトで非常用持ち出し袋のチェックリストが公開されています。詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。

チェックリスト一例
画像をクリックすると別ウィンドウが開きます。)
出典:首相官邸 防災の手引き
 

災害が起きてからでは、慌ててパニックになることもあります。事前に準備をして災害に備えましょう。
 
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