冬はスパイスを活用しよう
-食べ物- -ヘルスケア-
18.11.04
冬になると「寒さ」の気が大地を覆います。
寒い日は体をぎゅっと縮めて丸くなり、
暖かい部屋にこもりたい気持ちになりますね。
中医学では冬は寒さの邪気「寒邪」(かんじゃ)が
私たちの身体に大きく影響を与えると考えています。
寒さにあたると「ギュッと縮こまる」「体を丸めてコリ固まる」
あたりまえのことなのですが、
これにも中医学では「寒邪」が引き起こしたものなのです。
冬の「寒邪」が体に与える影響は、
①温める力が弱くなり冷えやすい。動きが鈍くなる。
②体の気や血の流れが停滞しやすくなる。
③ギュッと縮こまる。硬く緊張しやすくなる。
といった特徴を持っています。
寒邪が体の中に入ると、
手足や下半身が冷える、リウマチ、
腰や膝の痛み、筋肉や関節などに痛みがでる、
また高血圧、心脳血管疾患の発病率も高くなります。
冬の薬膳は、
①寒邪を体の中に入れないようにすること
②温めて巡らせること
を考えて食材をとり入れます。
例えば体を温める食材には、
鶏肉、羊肉、海老、南瓜、蕪、にら、玉ねぎなどがあります。
そしてぜひ活用して頂きたいのが身近にあるスパイスです。
ナツメグ、コリアンダー、クミンなど一度は使ってみたけれど、
今は棚に眠っているスパイスはないでしょうか。
胡椒や山椒、シナモン、唐辛子、グローブ、八角などの香辛料には、
体を温めてギュッと縮こまった体を巡らせる力があります。
この冬は棚に並んでいるスパイス類を、
スープや煮込み料理などに少しずつ使ってみてください。
取り過ぎると体に必要な元気や水分が発散しすぎてしまいますので、
取り過ぎは注意くださいね、
11月の薬膳レッスンイベントでは、
鶏肉とスパイスを合わせたXmasメニューをご紹介します♪
- おしえてくれたひと -
くらしの薬膳salonゆず葉
伊藤 美絵さん
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