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【アレンジレシピ】七草粥で胃腸をすっきりきれいに!

-食べ物-  -ヘルスケア-  
23.01.06
目次
 
1月7日は七草の日
 ■春の七草の薬膳的効能
 ■暮らしの給食室
  ・七草粥のアレンジレシピ

■1月7日は七草粥の日
五節供のひとつ「人日の節句」です。

新春の若草を摘んで食べることで、生命力をいただき、邪気を払って新しい一年の無病息災を願います。
 
 
 現代では野菜はいつでも手に入りますが、昔は冬の青菜は貴重でした。庭先に芽を出した若葉を摘んで新春を喜び、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補う役割もあったそうです。
 
■春の七草の薬膳的効能
七草の種類は、五七五七七の短歌が有名です。

「セリ・ナズナ、ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ、
スズナ・スズシロ、これぞ七草」 
 
ナズナはペンペン草、ゴギョウはハハコグサ(母子草)、ハコベラはハコベ、ホトケノザはタビラコ(紅紫色の仏の座は別物)、スズナはカブ(蕪)、スズシロは大根のことです。
 
 
薬膳の視点から七草をみてみると主に6つの効果が期待できます。
①胃もたれ改善・消化を助ける  
:スズナ・スズシロ

②からだの余分な熱を取り除く  
:セリ・ナズナ

③水分代謝を促し、むくみを改善する
:セリ・ナズナ・ハコベラ

④デトックス、二日酔い解消   
:セリ・ナズナ・スズナ

⑤風邪の予防・風邪症状の改善
(咳止め・のどの炎症・痰を除く)
:セリ・ゴギョウ・スズナ・スズシロ

⑥気持ちを落ち着かせる     
:セリ・スズナ


年末年始の食事は味の濃いものも多く、ついつい食べ過ぎてしまうと体に余分な熱がこもってしまいます。熱は邪気となり、身体の代謝を悪くさせ、むくみやコリを生じさせます。薬膳の効能からみても七草の力は、余分な熱を取り除き、デトックスに最適なはたらきがあります。

最近では「七草粥セット」がスーパーでも手軽に入手できるようになりました。
お粥は消化がよく、胃腸にやさしく身体をいたわる食べ物です。年末年始のご馳走で少し疲れた胃腸を休めるのにぴったりな食事です。
 

「野山から若葉を摘んで七草粥にする」ということが贅沢な時代となりましたが、もしかしたら…、ナズナやハコベなら庭先や豊かな自然の公園の中で小さな芽を出しているかもしれません。 
庭先や、公園や田畑があったら小さな春を見つけてみてはいかがでしょうか。
  
■暮らしの給食室 
冬は腎の働きを元気にする「黒い食材」を取り入れましょう。


手軽に取り入れられる黒米ご飯はいかがでしょうか。いつもの炊飯に少量の黒米を加えるだけ。黒米は胃腸の働きを高め、血の巡りを改善します。

かぶをすりおろして作ったかぶら汁は、胃が疲れた時、胃がもたれる時にお勧めです。
七草粥の日にちなんで、七草粥をアレンジしたおにぎり茶漬けご紹介します。
 
■七草粥のアレンジレシピ

黒米の焼きおにぎりdeかぶらのすり流し茶漬け 

①黒米ごはん
 

【材料】4人分
2合
黒米 大2
【作り方】
炊飯釜に研いだ米、黒米を入れ、2合の目盛+大匙2で水加減をし、炊飯する。
  
かぶらのすり流し汁でおにぎり茶漬け  

【材料】2人分
黒米ごはん 300g
●味噌 大 1
●みりん 大 1/2
カブ(小) 2個
▲だし汁 400 ㏄
▲塩麹 大1
▲みりん 大1
醤油 少々
カブの葉 適量
片栗粉 小 2
└水  
適宜
ゆずの皮 適宜
【作り方】
①●を合わせておく。
黒米のおにぎりを握り、甘酒味噌を片面に塗ってグリルで焼き、焼きおにぎりにする。

 

③カブの葉は、茹でて刻んでおく。
④カブの実は皮付きのまますりおろす。
鍋にを煮立て、カブのすりおろしを汁ごと加え、ひと煮立ちさせたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
⑥カブの葉を加え、醤油少々を加えて香りをつけ、味を見て塩で調味する。
椀に焼きおにぎりを盛り、カブのすり流しを注ぐ。
⑧あればゆずの皮をあしらう。

〜完成〜

 
 
 
  ー おしえてくれたひと ー


くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生


管理栄養士 
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師


くらしの薬膳 salon ゆず葉伊藤先生のHPはこちら

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