【エコキュート・給湯器】凍結対策と凍結時の対処法
-学び- -季節のお手入れ-
22.12.23
本格的な寒さが訪れました。冷え込んだ朝に水道が凍って水が出ない…という経験をしたことはあるでしょうか。このような場合、適切な対処をしないと水道管が破裂してしまうことも。今回は冬にお問い合わせの多い、ガス給湯器とエコキュートの凍結についてご紹介いたします。
目次
■ 凍結防止方法
■ 凍結時の対処法
>凍結時のエラーコード
>ノーリツ製給湯器
>パナソニック製エコキュート
エコキュートとガス給湯器は、気温が低くなると自動的に凍結を防止するシステムが作動する「凍結防止機能」が搭載されています。しかし、凍結防止機能が作動しても凍らないのは本体のみで、配管は凍ってしまう可能性があります。
凍結を防止するために
お外の気温が0℃以下になると、給湯器やエコキュートの配管が凍結する可能性があります。0℃を下回りそうな日は前日から準備をしておきましょう。
▼お風呂にお湯を張る
追い炊き機能付きのお風呂は配管に自動で水を循環することにより凍結を防ぐ、「自動ポンプ運転」という機能があります。
循環アダプターより5cm上までお湯を張ったままにしておくことで、水が巡回し追い炊き配管内の凍結を防止することが出来ます。
▼蛇口を緩めておく
通水することにより、凍結防止をすることが出来ます。
①ガス給湯器またはエコキュートのリモコンでスイッチを「温度を32℃以下」または「オフ」にする。
②ガス給湯器の場合はガス栓を閉止する。
③蛇口を開いて、少量の水を流したままにしておく。
なんだかお水がもったいないように感じてしまいますが、かなり冷え込んだ日の凍結対策はこちらの方が有効です。
凍結したときの対処法
お湯の給湯栓をいっぱいまで開いてもお湯が出ない場合やポタポタとしかお水が出ない場合、給湯器やエコキュートが凍結している可能性があります。
ガス給湯器とエコキュートが凍結してしまったときの対処法は共通です。
最善の対処法は「気温が上がり、自然に解凍されるのを待つ」ことです。しかし、時間の無い朝に起こりがちが凍結。待つことが難しい方も多いはず。
おうちの外の、エコキュートもしくは給湯器の配管に布を当て、人肌の温度のぬるま湯(30℃から40℃)を配管にゆっくりかけて解凍してください。ただし、熱湯をかけてしまうと配管が破裂するリスクがあります。必ず、当て布をして人肌の温度のお湯をゆっくりかけてください。
凍った水道管が溶けてきてから、お湯の利用を再開してください。
また、下のようなエラーコードが表示された場合、凍結の可能性があるため、上記の方法を試すか、エラーに応じた対処を行ってください。
■ノーリツ製 給湯器
・【562】
給水配管凍結時には、お湯が流れないことによる断水で「562」のエラーがでることがあります。配管の凍結が溶けるのをお待ちください。
・【290】
高効率給湯器は、燃焼の際にドレンといわれる水が発生しドレン配管から排出します。ドレン配管が凍結してしまうと、ドレンが排出されずセンサーが反応し、「290」のエラー表示がでて給湯器が停止します。
配管の凍結が溶けるのをお待ちください。
・【632】【032】
追い炊き配管凍結時に出るエラーです。お湯張りまたは追い炊きが出来ませんが、蛇口やシャワーのお湯はご使用できます。この場合、自然解凍によって復旧するのをお待ちください。
■Panasonic製エコキュート
・【U22】
断水検知の表示ですが、貯湯ユニットの給水配管やふろ配管の凍結が考えられます。
「決定」または「確定」スイッチを押すとエラー表示が解除されます。解除されないときは、台所リモコンの「メニュー」を3秒押し、浴室リモコンの「リモコン切/入」を「入」にしてください。その後、お湯の蛇口を少し開いて解凍するのをお待ちください。
・【F12】【H94】
圧力異常検知の異常表示です。貯湯ユニットの給水配管の凍結が考えられます。凍結した状態で沸き上げ運転をすると、「F12」を表示し運転が停止します。
貯湯ユニットの漏電遮断器を60秒以上「切」にしたあと、「入」にするとエラー表示が解除されます。
上記の対処方法を行ってもお湯が出ない場合は故障の可能性があります。
お手数ですが、
フレスコ CSリフォーム課 0120-390-128
へご連絡ください。
いかがでしたでしょうか。冬に多い給湯器とエコキュートの凍結に関するお問い合わせ。給湯器やエコキュートは、お湯を長時間使っていないと凍ってしまうことも。帰省などで年末年始に家を空ける方は、凍結に備えて対策しておきましょう。
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目次
■ 凍結防止方法
■ 凍結時の対処法
>凍結時のエラーコード
>ノーリツ製給湯器
>パナソニック製エコキュート
エコキュートとガス給湯器は、気温が低くなると自動的に凍結を防止するシステムが作動する「凍結防止機能」が搭載されています。しかし、凍結防止機能が作動しても凍らないのは本体のみで、配管は凍ってしまう可能性があります。
凍結を防止するために
お外の気温が0℃以下になると、給湯器やエコキュートの配管が凍結する可能性があります。0℃を下回りそうな日は前日から準備をしておきましょう。
▼お風呂にお湯を張る
追い炊き機能付きのお風呂は配管に自動で水を循環することにより凍結を防ぐ、「自動ポンプ運転」という機能があります。
循環アダプターより5cm上までお湯を張ったままにしておくことで、水が巡回し追い炊き配管内の凍結を防止することが出来ます。
循環アダプター
▼蛇口を緩めておく
通水することにより、凍結防止をすることが出来ます。
①ガス給湯器またはエコキュートのリモコンでスイッチを「温度を32℃以下」または「オフ」にする。
②ガス給湯器の場合はガス栓を閉止する。
③蛇口を開いて、少量の水を流したままにしておく。
なんだかお水がもったいないように感じてしまいますが、かなり冷え込んだ日の凍結対策はこちらの方が有効です。
凍結したときの対処法
お湯の給湯栓をいっぱいまで開いてもお湯が出ない場合やポタポタとしかお水が出ない場合、給湯器やエコキュートが凍結している可能性があります。
ガス給湯器とエコキュートが凍結してしまったときの対処法は共通です。
最善の対処法は「気温が上がり、自然に解凍されるのを待つ」ことです。しかし、時間の無い朝に起こりがちが凍結。待つことが難しい方も多いはず。
おうちの外の、エコキュートもしくは給湯器の配管に布を当て、人肌の温度のぬるま湯(30℃から40℃)を配管にゆっくりかけて解凍してください。ただし、熱湯をかけてしまうと配管が破裂するリスクがあります。必ず、当て布をして人肌の温度のお湯をゆっくりかけてください。
凍った水道管が溶けてきてから、お湯の利用を再開してください。
また、下のようなエラーコードが表示された場合、凍結の可能性があるため、上記の方法を試すか、エラーに応じた対処を行ってください。
■ノーリツ製 給湯器
・【562】
給水配管凍結時には、お湯が流れないことによる断水で「562」のエラーがでることがあります。配管の凍結が溶けるのをお待ちください。
・【290】
高効率給湯器は、燃焼の際にドレンといわれる水が発生しドレン配管から排出します。ドレン配管が凍結してしまうと、ドレンが排出されずセンサーが反応し、「290」のエラー表示がでて給湯器が停止します。
配管の凍結が溶けるのをお待ちください。
・【632】【032】
追い炊き配管凍結時に出るエラーです。お湯張りまたは追い炊きが出来ませんが、蛇口やシャワーのお湯はご使用できます。この場合、自然解凍によって復旧するのをお待ちください。
■Panasonic製エコキュート
・【U22】
断水検知の表示ですが、貯湯ユニットの給水配管やふろ配管の凍結が考えられます。
「決定」または「確定」スイッチを押すとエラー表示が解除されます。解除されないときは、台所リモコンの「メニュー」を3秒押し、浴室リモコンの「リモコン切/入」を「入」にしてください。その後、お湯の蛇口を少し開いて解凍するのをお待ちください。
・【F12】【H94】
圧力異常検知の異常表示です。貯湯ユニットの給水配管の凍結が考えられます。凍結した状態で沸き上げ運転をすると、「F12」を表示し運転が停止します。
貯湯ユニットの漏電遮断器を60秒以上「切」にしたあと、「入」にするとエラー表示が解除されます。
上記の対処方法を行ってもお湯が出ない場合は故障の可能性があります。
お手数ですが、
フレスコ CSリフォーム課 0120-390-128
へご連絡ください。
いかがでしたでしょうか。冬に多い給湯器とエコキュートの凍結に関するお問い合わせ。給湯器やエコキュートは、お湯を長時間使っていないと凍ってしまうことも。帰省などで年末年始に家を空ける方は、凍結に備えて対策しておきましょう。
(スタッフ 土濃塚)
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2022年12月23日号
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