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【暮らしの給食室】だるい、疲れやすい、体調不良に効くレシピ

-食べ物-  
22.09.23
中医学では季節を陰と陽に分け、季節の移ろいを陰陽のバランスで表しています。
9 月に入ると陽のエネルギーが和らぎ、「秋分の日」を境に陽から陰の季節へ移り変わります。私たちの身体の中でも同じように変化が起きますので、体質によって、また年齢によっては体調を崩しやすく、気持ちが揺らいだり、疲れを感じやすくなったりと心身の不調を感じる事が多くなるため要注意の季節です。
 
今年は夏の暑さが厳しかった分、陰への変化が急な下り坂に感じられるかもしれません。
夏の暑さでダメージを受けた体を癒して体力を回復し、季節の変化に備えましょう。

初秋の養生

秋バテを予防しよう。
暑さも和らぎ、過ごしやすい季節になっても体がだるい、疲れやすいなどの体の不調が続いている状態を秋バテといいます。
身体の中に余分な熱がこもっている人は熱をとる涼性の食材や消耗した体力(気)を生み出す食材を、胃腸疲れをしている人は消化器官を元気にする食材を取り入れましょう。
 
初秋におすすめ食材
身体を潤して熱をとる食材:
秋ナス、れんこん、秋の美味しい果物(梨・ぶどう・いちじくなど)
 

気を生み出す食材:
新米(穀類)、良質なたんぱく質(旬のサンマやカツオなど)、きのこ類、いも類

 
●乾燥対策をしましょう。
9 月に入ると空気は「乾燥」し、五臓では「肺」が影響を受けます。呼吸器系や皮膚の潤いが不足し、から咳、のどや鼻の乾燥、皮膚のカサカサ、便秘などの不調が出てきます。
体内を潤す作用がある食材を上手に取り入れましょう。

肺や全身を潤して乾燥から守る食材:
梨、いちじくなど甘酸っぱい果物、大根、れんこん、山芋、白ごま、豆腐など、特に「白い食材」は体内を潤す働きがあります。
 

●秋の憂いにご用心
気持ちが塞いでしまった時には、少量の香味野菜やスパイスで気の流れをよくしましょう。
またお茶などでリラックスすることも大切です。
セロリや紫蘇などの香味野菜、スパイス(ネギ、生姜、紫蘇、唐辛子)、ハーブティー、ジャスミン茶。
によって寒暖差が大きいため、気候の変化やご自身の体調の変化などにしっかりと意識を向けておかないと、風邪をひきやすい時季でもあります。
無理をせず、服装の調節や十分な睡眠を心がけてください

  
暮らしの給食室
いつもの常備菜にひと匙プラスして秋の薬膳に。
れんこんと白胡麻の組み合わせは肺の潤いに最適です。秋のれんこん料理にはぜひ白胡麻を一緒に使ってみてください。

胃腸疲れの方や気を巡らせたい時は、紫蘇(大葉)を多めにのせてお召し上がりください。
 
れんこんの旬は秋から冬。出始めのれんこんは甘みがあり、比較的味わいがさっぱりしています。寒さが深まるにつれて、ねっとりとコクの深い味わいに変わります。れんこんの柔らかさや食感を味わうなら、縦切りがお勧めです。
 
白ごまたっぷりと。
れんこんと舞茸のきんぴら
 

【材料】
れんこん 200g
まいたけ 100g
しょうが 2g
ごま油 大さじ1
●酒 大さじ1
●みりん 大さじ1
●しょう油 大さじ1
●きび砂糖 小さじ1/2
少々(小さじ1/8)
白すり胡麻 大さじ2
紫蘇 2枚
【作り方】
① 
れんこんは皮付きのまま縦半分に切り、切り口を上にして置き、縦に1cm幅に切り、5分程水にさらし、水気をきっておく。

② まいたけは小房に分け、しょうがは千切りにする。
 


  
③ フライパンにごま油、しょうがを入れて中火で温め、香りがたったられんこんを加えて強火で2分程炒め、まいたけを入れて2分程炒める。

④ (●)を加え、汁けがなくなるまで強火で炒め、塩少々で味を整える。火を止めて白胡麻を加える。

⑤ 皿に盛りつけて、千切りにした紫蘇をのせる。

〜 完成 〜
 

ー おしえてくれたひと ー


くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生


管理栄養士 
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師


くらしの薬膳 salon ゆず葉伊藤先生のHPはこちら
 
 

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