【暮らしの給食室】薬膳の力で花粉症を和らげよう♪
-食べ物- -学び- -住まい-
22.03.17
GOODすまい・る通信
2022年3月号
中医学では体の不調に対するアプローチとして「本治(ほんち)」と「標治(ひょうち)」という2つの考え方があります。
標治とは、身体の不調の辛い症状を緩和したり取り除いたりするいわゆる対症療法で、 本治とは本を治すという意味で、病気の根本的な原因を治すことです。
♪「標治」 まず、つらい症状があれば緩和しよう!
花粉症などの季節性のアレルギーの場合は、症状が辛いと日々の生活が大変です。
体質や現れている症状によって薬膳は違ってくるのですが、おすすめの食材を参考にしてください。
①熱タイプの症状:眼が赤い・粘りのある黄色い鼻水や痰がでる
おすすめの食材:ミント・菊花・葛粉・ごぼうなど
※葛粉は本葛粉を使ってください。
お料理に使うとろみを葛粉にするとお手軽です。
例)ミント茶、ごぼう茶、豆腐の葛あんかけ等
②冷えタイプの症状:水っぽい鼻水やくしゃみがでる
おすすめの食材:生姜・ネギ・シソ・シナモンなど
例)生姜紅茶、ネギの味噌汁、生姜を入れた豚汁等
●一緒に体の余分な湿気を取り除きましょう!
①②タイプ共通:はと麦、小豆、里芋、れんこん、いんげん豆、香りのある野菜
♪「本治」 ゆっくりと根気よく体質改善を目指しましょう!
脾(消化器官)の働きが弱い人はエネルギーそのものが不足し、病気に対する抵抗力や身体を守っているバリアが不足します。
また全身の水分代謝も悪くなるので、身体にとって余分な「湿(しつ)」が溜まりやすくなります。
●消化器官を整えて、肺の気を養いましょう!
おすすめの食材:米類、いも類(山芋、さつま芋、里芋)、きのこ類南瓜、人参、キャベツ、納豆、発酵食品
脂身の少ない肉や魚など良質なたんぱく質を適度に取り入れる
※甘いもの、脂っこいもの、冷たい物は脾の働きを弱めてしまいますので控えめに。
あっさりした味付けで、よく噛んで、胃腸の負担を減らしましょう。
♪その他の養生
・無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう。
巡りやよくなることで食べたものが全身に行き渡ります。
・睡眠はしっかりとりましょう。
睡眠は体の元気と血を補充するための大切な時間です。
遅くともその日のうちに寝るような習慣をつけましょう。
・花粉症はストレスなどでも悪化します。
疲れてくると症状が強く出る方が多いようです。
この季節は無理をせず、心に余裕をもってお過ごしください。
《暮らしの給食室》
①冷えタイプ・熱症状がない方向けの薬膳
「生姜入り里芋ごはん」
粘膜を保護する里芋は消化を助け、余分な湿気を取り除く食材です。
血流改善にもお勧めです。
②熱タイプ・ストレスタイプの薬膳
「あさり入り切干大根の煮物」
大根とあさりは体の余分な熱と湿気を取り除き、排出を助けます。
イライラや不安感の予防にお勧めです。
《生姜入り里芋ごはん》
【材料】
・米 2合
・里芋 4個
・生姜 10g
・酒 大さじ1
・しょう油 大さじ1/2
(あれば薄口)
・塩 小さじ1/3
・シソ 適宜
【作り方】
1.米は研いで 30 分浸水させておく
2.里芋は皮をむいて、一口大に切る
3.生姜は粗みじん切りにする
4.炊飯釜に水気を切った米を入れ、酒、しょう油、塩を入れてから 2 合の目盛りで水加減をする
5.里芋と生姜をのせて通常通り炊飯する
6.器に盛り、千切りにした紫蘇をのせる
《あさり入り切干大根の煮物》
【材料(約4人分)】
・切干大根 50g
∟酒 大さじ1
・あさり(むき身) 100g
・にんじん 3cm
・三つ葉 25g
・切り干し大根の戻し汁 300 ㏄
・しょう油 大さじ 1.5
・みりん 大さじ 1.5
・サラダ油 大さじ 1/2
【作り方】
1.切干大根はさっと水洗いする
ボウル切干大根とひたひた程度の水を入れ、酒(大1)を加えて 15 分戻す
戻した切干大根は長さ3㎝に切る ※戻し汁は煮込む際に使うので捨てないこと
2.あさりはさっと水洗いをしてざるに上げておく
3.人参はせん切り、三つ葉は 1 ㎝幅に切っておく
4.油揚げは熱湯に通して油抜きをし、縦半分に切り、細切りにする
5.鍋にサラダ油を熱し、人参、切干大根、油揚げを入れて炒める
切干大根の戻し汁としょう油、みりんを加えて煮立て、落し蓋をし(クッキングペーパー等)、中火で 10 分程煮る
6.鍋の端に具を寄せて、空いたところにあさりを加え、強火にしてあさりに火を通す
7.味をみてしょう油少々で味を調え、汁気が少なくなるまで炒り煮をし、最後に三つ葉を入れて、さっと全体を和える
ー おしえてくれたひと ー
くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生
管理栄養士
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師
くらしの薬膳salon ゆず葉さんのホームページはこちら
2022年3月号
中医学では体の不調に対するアプローチとして「本治(ほんち)」と「標治(ひょうち)」という2つの考え方があります。
標治とは、身体の不調の辛い症状を緩和したり取り除いたりするいわゆる対症療法で、 本治とは本を治すという意味で、病気の根本的な原因を治すことです。
♪「標治」 まず、つらい症状があれば緩和しよう!
花粉症などの季節性のアレルギーの場合は、症状が辛いと日々の生活が大変です。
体質や現れている症状によって薬膳は違ってくるのですが、おすすめの食材を参考にしてください。
①熱タイプの症状:眼が赤い・粘りのある黄色い鼻水や痰がでる
おすすめの食材:ミント・菊花・葛粉・ごぼうなど
※葛粉は本葛粉を使ってください。
お料理に使うとろみを葛粉にするとお手軽です。
例)ミント茶、ごぼう茶、豆腐の葛あんかけ等
②冷えタイプの症状:水っぽい鼻水やくしゃみがでる
おすすめの食材:生姜・ネギ・シソ・シナモンなど
例)生姜紅茶、ネギの味噌汁、生姜を入れた豚汁等
●一緒に体の余分な湿気を取り除きましょう!
①②タイプ共通:はと麦、小豆、里芋、れんこん、いんげん豆、香りのある野菜
♪「本治」 ゆっくりと根気よく体質改善を目指しましょう!
脾(消化器官)の働きが弱い人はエネルギーそのものが不足し、病気に対する抵抗力や身体を守っているバリアが不足します。
また全身の水分代謝も悪くなるので、身体にとって余分な「湿(しつ)」が溜まりやすくなります。
●消化器官を整えて、肺の気を養いましょう!
おすすめの食材:米類、いも類(山芋、さつま芋、里芋)、きのこ類南瓜、人参、キャベツ、納豆、発酵食品
脂身の少ない肉や魚など良質なたんぱく質を適度に取り入れる
※甘いもの、脂っこいもの、冷たい物は脾の働きを弱めてしまいますので控えめに。
あっさりした味付けで、よく噛んで、胃腸の負担を減らしましょう。
♪その他の養生
・無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう。
巡りやよくなることで食べたものが全身に行き渡ります。
・睡眠はしっかりとりましょう。
睡眠は体の元気と血を補充するための大切な時間です。
遅くともその日のうちに寝るような習慣をつけましょう。
・花粉症はストレスなどでも悪化します。
疲れてくると症状が強く出る方が多いようです。
この季節は無理をせず、心に余裕をもってお過ごしください。
《暮らしの給食室》
①冷えタイプ・熱症状がない方向けの薬膳
「生姜入り里芋ごはん」
粘膜を保護する里芋は消化を助け、余分な湿気を取り除く食材です。
血流改善にもお勧めです。
②熱タイプ・ストレスタイプの薬膳
「あさり入り切干大根の煮物」
大根とあさりは体の余分な熱と湿気を取り除き、排出を助けます。
イライラや不安感の予防にお勧めです。
《生姜入り里芋ごはん》
【材料】
・里芋 4個
・生姜 10g
・酒 大さじ1
・しょう油 大さじ1/2
(あれば薄口)
・塩 小さじ1/3
・シソ 適宜
【作り方】
1.米は研いで 30 分浸水させておく
2.里芋は皮をむいて、一口大に切る
3.生姜は粗みじん切りにする
4.炊飯釜に水気を切った米を入れ、酒、しょう油、塩を入れてから 2 合の目盛りで水加減をする
5.里芋と生姜をのせて通常通り炊飯する
6.器に盛り、千切りにした紫蘇をのせる
《あさり入り切干大根の煮物》
・切干大根 50g
∟酒 大さじ1
・あさり(むき身) 100g
・にんじん 3cm
・三つ葉 25g
・切り干し大根の戻し汁 300 ㏄
・しょう油 大さじ 1.5
・みりん 大さじ 1.5
・サラダ油 大さじ 1/2
【作り方】
1.切干大根はさっと水洗いする
ボウル切干大根とひたひた程度の水を入れ、酒(大1)を加えて 15 分戻す
戻した切干大根は長さ3㎝に切る ※戻し汁は煮込む際に使うので捨てないこと
2.あさりはさっと水洗いをしてざるに上げておく
3.人参はせん切り、三つ葉は 1 ㎝幅に切っておく
4.油揚げは熱湯に通して油抜きをし、縦半分に切り、細切りにする
5.鍋にサラダ油を熱し、人参、切干大根、油揚げを入れて炒める
切干大根の戻し汁としょう油、みりんを加えて煮立て、落し蓋をし(クッキングペーパー等)、中火で 10 分程煮る
6.鍋の端に具を寄せて、空いたところにあさりを加え、強火にしてあさりに火を通す
7.味をみてしょう油少々で味を調え、汁気が少なくなるまで炒り煮をし、最後に三つ葉を入れて、さっと全体を和える
ー おしえてくれたひと ー
くらしの薬膳salon ゆず葉主宰
伊藤 美絵先生
管理栄養士
国際中医師
国際薬膳調理師
国際高級茶芸師
調理師
保育士
和ハーブアドバイザー
みそソムリエ
豆腐マイスター認定講師
くらしの薬膳salon ゆず葉さんのホームページはこちら
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・暮らしにひとしずく 〜思い出のランドセルリメイク〜 |
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・玄関ドア、鍵穴のお手入れ方法 |
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