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【ペット】愛犬と共に暮らす〜フロア材編〜

-ペット-  -住まい-  
21.11.20




昨今、愛犬用のフロア材や加工(コーティング)技術はかなり進んでおり、犬種や小型犬や大型犬によっても違いますが、愛犬に与える影響は大きいものです。(膝蓋骨脱臼や骨折の原因・股関節形成不全・椎間板ヘルニアなど)
愛犬と暮らす上で、床を滑りにくくするということは、愛犬の健康のためにも非常に大切なポイントです。

そこで、ペット用に求められる床材は、滑りにくい加工・よだれや粗相の染み込みにくさ・臭いの付きにくさ・お手入れのしやすさ・歩きやすさ・傷のつきやすさ・デザイン性等々が求められます。
床材の種類としては、大きく下記の分類に分けられます。

1.フローリング
2.タイルカーペット
3.コルクマット
4.クッションフロア

上記4つのフロア材に関して、私が設計士として、実体験(自宅や旅行先)で感じたメリット・デメリットをお伝えします。


1.フローリング


写真はイメージです(参考:サンゲツ)
 

フローリングはデザイン性(カラーバリエーション)が豊富です。
掃除もしやすく、人にとっては快適なフロア材ですが、滑りやすい・臭いがつきやすい・耐水性がない等の点が、ペットにとってはデメリットとなります。
従って、ペット用フローリングを選ぶか、専用のコーティング(滑り止め加工・ガラスコーティングなど)をする必要があります。


2.タイルカーペット


写真はイメージです(参考:サンゲツ)
 
ペットが歩きやすい素材で滑りにくい、足腰によい、足音がしないなどのメリットが挙げられます。
汚れた部分だけ交換すれば、きれいが長持ちします。
一方、カーペットは汚れを吸収しやすいので、犬による臭いを引き起こしやすい素材です。
毛が絡みつきやすく、強力な掃除機や粘着テープでの掃除が欠かせない点もデメリットです。


3.コルクマット


写真はイメージです(参考:サンゲツ)
 
滑りにくさとクッション性に優れ、タイルカーペット同様、汚れた部分だけ交換できるのがメリットです。
一方、臭いやすい・耐水性が弱く汚れやすい・夏の湿気や冬の暖房での乾燥により膨張と収縮で隙間が発生することがデメリットとして挙げられます。


4.クッションフロア


写真はイメージです(参考:サンゲツ)
 
ペットの足腰にやさしいだけでなく、水拭きができお手入れカンタンです。
ハサミで切れ、施工もラクラク。デザイン性(カラーバリエーション)が豊富なのもメリットです。
一方、表面が傷つきやすい点、部分的な交換がしにくい点などがデメリットとして挙げられます。

※簡単に比較表を作成してみました。
我が家の愛犬は、フラットコーデット・レトリーバー(大型犬)ですが、あくまでも大型犬を飼って感じた意見です。

以上の事から、実体験をもとに感じたおすすめフロア材

私は、クッションフロアをおすすめしますが、クッションフロアと言いつつも、いろいろあります。
その中で、旅行で訪れた際、とあるコテージ・カフェで使用していたフロア材が、愛犬の遊ぶ姿、よだれ、粗相をした際の掃除面から、最適だと感じましたのでご紹介します。

それは、クッションフロアの一種で、土足で使用できるタイプです。
店舗用クッションフロアで、住宅向けのクッションフロアより厚みがあり、耐摩耗性・防汚性に優れています
水拭きもできますし、抜け毛などの掃除面も楽でした。
犬のよだれは、乾くとシミにもなるので、水拭きができるのはとても助かりますし、フロア材の感触がペットの足腰にもやさしいと感じました。
 

写真はイメージです(参考:サンゲツ)

 
 
少し、フローリングやタイルカーペット・コルクマットに比べると、足元が冷たく感じるかもしれませんが、デザイン性(カラーバリエーション)も豊富ですので検討してみてはいかがでしょうか。

<スタッフ 細谷>

 
 

 
 
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