パパだからできる子どもを読書好きにする方法
-育児- -学び-
21.10.22
読書の秋とも言われますが、読書は、年齢を問わず、こころを豊かにする習慣です。
読書をすることで、夢中になる・何かに没頭する体験が、さまざまな関心や意欲を育みます。
また、人間の言語機能の発達のピークは8〜10歳。
読書量が国語の学力向上に効果をもたらすことも様々なメデイアで言われています。
活字離れも叫ばれていますが、語彙を増やしたり、知識が豊富になったりと、適度な読書週間をつけることはよいことです。
しかし、いきなり読書を強要しても、活字やじっと読むことに慣れていない子どもにとっては苦痛でしかありません。
環境を整えたり、読書時間を楽しむことで、自然に本に親しむことから始めてみませんか。
お父さんとの貴重な遊び時間を「読書」で。
また一味違った親子の楽しい時間を過ごせます。
今回は、本に親しむ方法としてすぐにできることをお伝えします。
まずは環境を整えよう
小さな本棚をダイニングかリビングに置いてみませんか。
思い立ったときに手に取れる距離に、本を置いてみましょう。
ご家族みんなの本がそこに集まると、自然とその近くに家族も集まります。
それぞれが本を読んでもいいですし、お子様の調べ物を手伝ってあげてもいいですね。
なんでもスマホで調べられる昨今ですが、子どもが小さいうちは、「調べ方」を教えてあげる意味でも、地図や地球儀、図鑑やカタログなどを居住空間に置くのがベスト。
思い立ったときに手に取れる距離。
これがポイントです。
読書の時間を設けてみよう
我が家では、リビングに本棚を設け、寝るときにそれぞれお気に入りの本をベッドへ持っていき、読み聞かせをするのが習慣でした。
寝る前に「どれにしようかな」と本を選ぶことも、子どもにとっては楽しい時間。
1日に1度そんな楽しい本の時間があると、やがては一人でも本を読む習慣に結びつくものです。
本は子どもに選ばせよう
読書が好きになるのは、やはり「本を読む」ことが楽しいから。
本を読む楽しさや面白さを感じるためには、親の価値観で本を与えるのではなく、子どもに自ら選ばせることが大切だと思います。
その子が今興味を持っていること、それを尊重すること。
一緒に本屋さんや図書館で選んでみるのをお勧めします。
本といっても、小さなお子さまでしたら「音の鳴る絵本」や「言い回しの楽しい絵本」もあるでしょう。
少し大きなお子さまでしたら、好きなジャンルの本だったり、漫画もありだと思います。
きっかけはなんでもOK。
本を通じた体験が楽しいということを味わうことが大切です。
市立図書館に行ってみよう
市立図書館には蔵書も多く、子ども用図書もたくさんあります。
私も子どもが小学生の頃は、毎週通っていました。
市原市立図書館に通っていましたが、当時ひとり10冊まで借りられたので、週末の買い物ついでに寄っていました。
好きなジャンルの本でも図鑑などは高額なので、図書館で何度も借りるようなお気に入りの本を購入するようにしていました。
私も子どもが小学生の頃は、毎週通っていました。
市原市立図書館に通っていましたが、当時ひとり10冊まで借りられたので、週末の買い物ついでに寄っていました。
好きなジャンルの本でも図鑑などは高額なので、図書館で何度も借りるようなお気に入りの本を購入するようにしていました。
子どもの興味をとことん追求する。
お父さんなら、そのサポートができると思います。
今は、コロナの影響で図書館に長居できないと思いますが、通常であれば、図書館でひとときを過ごすのも楽しいものです。
道中、「今日は何を借りようか」とか「この本のここが面白かった」など、本にまつわる感想を共有するのもお勧めです。
現実にできる本なら楽しさ倍増
「読んでおしまい」というのもよいのですが、実際に体験することもセットになると、一層楽しめます。
例えば、福音館書店の「ぐりとぐら」。
大人気の絵本ですが、このシリーズに「ふんわり黄色いカステラ」が登場します。
絵本の中では、ぐりとぐらが大きなフライパンにカステラを作り、森の動物たちと分け合って食べるシーンがあります。
このカステラは、ぐりとぐらのサイトでレシピが公開されています。
その他にも、偕成社から出ているロングセラー「からすのパンやさん」。
おいしそうなパンがたくさん出てきますが、パンのレシピも販売されています。
昔は月刊誌だった学研の「科学と学習」。
今は、たくさんのキットが販売されていますが、こういった工作や研究を親子で共有するのもいいですね。
本の世界観と実世界が繋がると楽しい!
大人が感じるより、感受性の豊かな子どもたちの方が感動されると思います。
何よりもお父さんが楽しそうに本を読んでいることが大事
子どもに本に親しんでもらうには、雑誌でもよいので、本を読んでいる親の姿を子どもに見せるのが一番です。
親は子の鏡。
勉強する姿を見せていれば、自然と子どもも机に向かうようになります。
親が興味ないのに、突然本好きになるお子様もいらっしゃいますが、多くは親の影響、ひいては環境がそうさせることが大きいと思います。
この機会に、ご自身も本に親しんでみては。
本の影響は子どもだけでなく、大人にも同じように効果があるでしょう。
本を読んでいる子どもに興味を持つ
そして最後に。
本を読み終わったら、お子さまと感想を共有したり、体験の面白さを聞いたりするといいでしょう。
本を読むことから、コミュニケーションが活発になれば、お子さまの中でも「本を読むと楽しい」という体験からの感情が蓄積されます。
情緒を育み、知識も習得できる読書週間。
学力の高いお子さまには、こんな習慣が身についています。
段々と夜も長くなるこの秋。
ひとときの親子の時間の楽しみ方として取り入れてみてはいかがでしょうか。
<スタッフ 石田>