さて、来週にもセンター試験が迫っていますね。
受験生はもとよりご家族も体調を整えて臨んでいらっしゃることでしょう。
たくさんの桜が咲くことを心よりお祈りしています。
大変な受験も終わり、大学へ通うことになると、さっそく下宿探しを始める方もいらっしゃることと思います。
昨年末、千葉市の当社から近くの大学徒歩圏内に、女性限定のアパートが完成しました。
賃貸アパートですが、それぞれの部材がフレンチカジュアルでかわいらしく、新築でも取り入れられるものを採用していますので、ぜひご参考にしてくださいね。

外観はシンプルながら、玄関ドアの灯り取りの窓がモダンなデザインでかわいらしいのが特徴です。

入り口は4つ並んでいますが、1階と2階に2戸ずつ入居できるメゾネットタイプです。

ですから、2階部分は階段部分のスペースに、1階部分には階段下のスペースに、収納の工夫が施されています。
一般のアパートはクローゼットこそあれど、収納は「それでおしまい!あとは自分で工夫して」というところも多いものです。
女子はファッションアイテムをはじめ、こまごまとした持ち物がたくさん。
それらを隠したり見せたりしながら、品よく収納できる方法は新築の時にも参考にしたいものです。
では、ひとつひとつ見てみましょう♪
収納の工夫その1 余剰空間を使う

写真は1階のお部屋。むかって左側が玄関です。
シューズクロークがあって、部屋に入る前に扉のない小さな空間があります。
これが、階段下の小さな空間を利用した収納スペース。
小さいけれど、季節外れの家電や読み終えた雑誌置場等ミニ納戸として使えますね。
扉がないので、見せる収納として本を重ねて置いたりしてもよさそうです。
一方、2階部屋は、部屋までの階段が長いのが特徴。

ここでは階段をディスプレイに利用してしまいましょう。

キャンドルタイプのライトを置いてみたり

表紙をそろえて、本棚にしてもいいかも。
学生さんの使う専門書、よく読むコミックなども表紙を揃えればよいディスプレイ雑貨になります。
収納の工夫その2 空間を作る
2階部屋は2部屋使いがポイント。
階段を上がってキッチンのある空間と、北側の公園が見えるお部屋と二間あります。
南側のキッチンがあるお部屋。
バルコニーもついています。
キッチンの他にも空間が広がっているので、LDKとして使えます。

北側に進むと、洗面コーナー、バスルームをはさんでお部屋が広がっています。


この北側のお部屋には、ロフトベッドを置きました。
2階のお部屋はベッドが常設となりますので、進学と同時に一人暮らしを始める方にはぴったり。
ベッド下がフルにクローゼットスペースへと変わります。
机を置いて勉強スペースとして使うのもいいですね。
収納の工夫その3.壁面を利用する
賃貸では壁に釘やビスが打てないのがウイークポイントです。
なので、カバンやコートのチョイかけが出来ない!
こちらは既製のハンガーフックを全室設置することで解消できました。

レール式なのでフック位置を好きな位置にスライド可能。
このハンガーフックは薄型ですが、幕板の上の部分に溝があり、ハンガーをかけたりポストカードを飾ったりできます。
カラーも内装色と合わせてホワイト木目パネルなのでレールやフック部分のステンカラーの冷たさを緩和してくれています。
賃貸で壁利用できるのは嬉しいですね。
収納の工夫その4 空間を使う
最近は当たり前になりつつあるトイレ空間の上部設置棚板。
これが最初からあるのとないのでは便利さが違います。

自分で設置する場合はビスが打てないので突っ張り棚しか設置できません。
トイレの上部棚にはトイレットペーパー以外に掃除用具やトイレットペーパーのストックなど、意外に収納したいグッズは多いもの。
突っ張り棚だと耐荷重が心配です。
このように造り付けですとその心配がないのも嬉しいですね。

新築ではよく見る室内物干しもあるとかなり便利です。
女性の方は特に室内干しされる方も多いのではないでしょうか。
床置きタイプの室内物干しでは、使わない時に最高に邪魔になります。
天井からぶら下がっている金具は取外しすることができますので、使わない時はしまうこともできます。
この室内物干しがあるとうっかりカーテンレールにハンガーをかけてしまう事もなくなり、レールのゆがみも防止できます。
収納の工夫その4 かゆい所に棚をつける

洗面コーナーです。
流行りの丸ミラー。かわいいですね。
その周りに無垢の集成の棚板を設置しました。3ヶ所も!
洗面化粧台では、身だしなみを整えたり、メイクをしたりと、小物をよく使います。
素敵なボトルの香水や化粧品を見せる収納で置いてもいいですし、メイク中に化粧瓶の開けたフタをおいたりメイクブラシやパレットを並べたりと作業中のチョイ置きにもこの棚は便利です。
もちろん、見せたくないものは下の収納庫へ。
ストックヤードとして使用することもできますね。

洗面コーナーのタイルクロスもよいアクセントになっています。

クローゼットは1階部分についています。
階段下利用なので、お部屋の広さを最大限に確保することができました。
衣類でも見せたくないものはここへ収納するといいですね。

玄関にはもちろんシューズクロークを。
下の段を開けてブーツなどの背の高い靴がしまえるつくりです。
シューズクロークは写真のように靴の長さだけ奥行きがあればいいもの。
ひとり暮らしではワンサイズのシューズ収納なのでぴったりすっきり収まりそうですね。
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いかがでしたでしょうか?
賃貸アパートのご紹介でしたが、今お住まいのアパートに、また新築のおうちにも参考になる方法があったのではないでしょうか。
この建物は、ホワイトを基調としたフレンチカントリーテイストに内装もまとめています。
お部屋のアクセントとして、洗面のタイルと、パステルブルーなどのアクセントクロスを採用しています。
お部屋を作るときは、どんなイメージで作っていきたいか、インスタなどでお部屋のイメージを具体的にもつことが近道です。
大きな面積をもつ床とクロスでイメージを決め、それにあった家具をおいてインテリアを作りましょう。
仕上げに今回お伝えしたように、生活感を出してしまう日用品はしまう収納で、かわいらしい雑貨やボトルなどは見せる収納でメリハリをつけましょう。
棚やレールなどの小物のしつらえもぬかりなく♪
意外と壁掛け時計や収納小物、置いてある小さなものの統一感も、インテリアのイメージに影響を与えてしまうものです。
お部屋の模様替えの参考にしてくださいね。