すべての空間がワンフロアに収まり、上下移動の必要がない「平屋」。
近年、子育て世代や若いご夫婦など若年層の平屋人気が高まっているのをご存知でしょうか?
これまで、平屋には「日本の古風な住宅」「シニア世代が好む」「都心より郊外に多い」といったようなイメージがありましたが、「現代的でスタイリッシュなデザインの家」という意識に変わりつつあり、若い世代からの注目が集まっています。
■平屋の魅力とは?
効率の良い動線
平屋はワンフロアに空間がまとまっているため、生活動線・家事動線の効率が良い間取りです。
例えば、一階で洗濯したものを二階のベランダまで運んで干したり、一階のキッチンで朝ごはんを作りながら二階の子供部屋に行ってお子様を起こしたり、といった上下の移動がなくなります。
実際に、マンションから戸建てに住み替えた方の多くが感じるデメリットは「階段の昇り降りが大変・・」ということ。
子育て世代の方であればお子様を抱っこしながら1日数十回は昇り降りすることになるので「マンションは楽だった・・・」と感じている方が多いのが事実です。
その点、平屋はワンフロアで生活できるので生活動線がとてもシンプルで、マンションのようにスムーズに動くことができます。
バリアフリー
小さなお子様がいらっしゃる方にとって、階段による転倒や転落といった家庭内事故の対策は検討すべき項目です。
階段のない平屋は事故のリスクを軽減してくれるため、より安心して暮らすことができます。
また、年齢を重ねた際、階段の昇り降りは生活する上で大きな負担となります。
ワンフロアの平屋では生活スタイルを大きく変えることなく、老後の生活を送ることが可能となり、将来的に安全で永くすみ続けられる住まいです。
地震や台風に強い
平屋は2階部分の高さがなく、重さもかからないため建物の構造が安定します。
2階が無い分、地震の際は揺れにくく、台風時の影響も受けにくくなります。
また、平屋の家は全ての部屋が地面に近いため、災害などの緊急時でも外に出やすく安心です。
メンテナンス費用・光熱費を抑えられる
家を購入した後には、メンテナンス費用がかかります。
屋根の貼り替えや外壁塗装といったメンテナンスを行う際に、高い足場を組む必要がないのでその分コストが抑えられます。
また、2階建て住宅では階層によって温度が大きく変化します。暖かい空気は階段から2階へ逃げてしまいますし、1階部分に日が当たりづらいため温度が低くなってしまいがちです。
平屋はワンフロアのため、空気の通りがよく温度を維持しやすく、頻繁に温度調整をすることもないので、結果として光熱費が抑えられる場合が多くなります。
■平屋のデメリットは?
広い敷地が必要
平屋を建てるためには、それなりの広さのある敷地が必要です。
土地が広いほど固定資産税が高くなります。さらに平屋の方が屋根や壁に多くの資材を利用するので、資産価値が高いと判断され固定資産税が高くなります。
坪単価が高くなる
同じ延床面性の平屋と2階建ての家を比較した場合、平屋は屋根と基礎の面積が2階建ての倍になるため、その分坪単価が高くなることがあります。
日当たり・風通し
平屋は建物の高さが周りの2階建てのいえより低いため、周辺環境によっては日当たりが悪くなってしまう場合があります。
窓の位置や方角など間取りを工夫したり、中庭を作ったりすることで採光を確保できる場合があるので、建てる際は検討してみてください。
プライバシー・防犯
平屋は全ての空間が1階に集まっているため、窓が多くなります。
例えば、外部からの視線を遮るために高い塀などを設置してしまうと、空き巣などに侵入された時の目隠しになってしまう可能性があります。
プライバシーを確保する対策と、防犯対策の両面から考えることが必要です。
平屋には多くのメリットがあり、特に家族とのコミュニケーションや自然との触れ合いを重視したい方におすすめです。
フレスコでは平屋の注文住宅や分譲住宅を多く手掛けています。
ご興味のある方は、ぜひ平屋を検討してみてください。
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