今週は、私たち主婦の永遠のテーマ「整理収納」について、家事効率という視点からお伝えします。
まずは。
「整理収納」ができると何が良いか、ここから確認してみましょう。
・すっきりした部屋にいると、心が落ち着きます。
ごちゃごちゃした物が置かれた家にいると、目の前のものに意識がいってしまい、思考の整理がしにくくなります。
部屋の状態は、自分の心を映し出すとも言われていますが、片付いている部屋にいると、心もすっきり晴れやかになります。
集中力も上がります。
・整理できると、どこに何があるかわかり、物を探す時間がなくなります。
「どこにしまったっけ〜?」
この物探しの時間ほどもったいないことはありません。
家族が使うすべてのものに住所を決めて、どこに何をしまうのかを家庭内で共有しましょう。
・整理収納ができると、掃除がしやすくなります。
掃除がされて、清潔な部屋にいると自己肯定感も生まれると思います。
イライラが少なくなれば、お子さんともしっかり向き合えます。
・収納できるノウハウを持てば、情報処理能力も何となく身についています。
収納は、使う時を想定してカテゴリ別にしまう作業。
それができるようになれば、たくさんの情報が頭に入ってくるような仕事にもその考え方を生かすことができるようになります。
あげればたくさんある整理収納のいいところ。
ここを押さえたところで、次に、間取りから、整理収納して家事効率をサポートできる部分についてお伝えしましょう。
住宅購入を考えていない方も、細かいところは参考になることもあると思います。ご参考までに。
■適材適所の収納〜リビング収納〜
よく聞くのは、散らかす人がたくさんいて、片付けする人はほとんどママ。
これでは疲れてしまいます。
片付けられない子どもの心理として、一番大きいのは「片付け方がわからない」「片付ける方法が面倒」ということが挙げられます。
大人も同じですね。
でも、住所が、使う場所から遠いと、しまうのが面倒になります。
ポイントは、「適材適所」。
「使う」または「動く」動線上に、しまう場所を設けましょう。
例えば、間取りでいうと、リビング収納の一部に、ご主人のカバンと幼稚園(保育園)の荷物置き場を作るというのはどうでしょう。 出かける準備をしたり、カバンの中のものを使ったりする場所がリビングであれば、カバン自体リビング収納にしまうのがおすすめです。
また、収納の中に上着の1枚でも衣服をかける場所があれば、なお便利。
吊るす収納方法は、しまうのも取り出すのも簡単。
面倒くさがりの人でも習慣づけやすいと思います。
◼️適材適所の収納 〜玄関収納〜
日々家の中に持ち込まれるモノをうまく処分して、家にあるモノの数を一定にすることが、すっきり暮らす秘訣です。
よく家に持ち込まれるといえば、お便りや領収書のような紙モノ。
ポストに届くダイレクトメールもそうですね。
こういったモノは、ワンアクションで出し入れできるように工夫し、いらないものはその場で処分する習慣付けをしましょう。
―玄関収納を家事効率に使う
―玄関収納を家事効率に使う
玄関収納というと、靴や傘、子供の遊び道具やベビーカーなどをしまう場所と考えがちですが、それだけで終わらせるのはもったいない。
玄関でケリをつけたいものは、ここで完結できるようにすれば家事効率となります。
よく来るDMなどは、玄関(シューズクローゼット)に紙資源ごみ入れを備え、帰宅時にそこへポンと入れるように習慣づけると、お部屋に持ち込まずにすみます。
宛名が書いてあるものを処分するならシュレッターをおいてもいいですね。
また、家事効率とは関係ありませんが、我が家では、災害のための避難セットも玄関収納に置いています。
使うときは玄関から持って出て行くでしょうし、保存食も冬は寒い玄関の方が安心です。
使うときは玄関から持って出て行くでしょうし、保存食も冬は寒い玄関の方が安心です。
◼️家事コーナー
キッチンの脇に、小さくても良いのでデスク、または、カウンターを置いて「マイコーナー」を作っておくと便利です。
家事は段取りが大切です。
今日は何をするか、先取りで朝か前の晩にリストアップすると効率がはかれます。
ダイニングテーブルでの作業は、食事をする度に片付けなければならないので面倒です。
家事コーナーを手帳やPCの置き場にして、書き物や情報整理する場にすると効率的ですね。
◼️ダイニング近くのカウンター
スペースが取れるなら、お子様の学習スペースをダイニング近く(キッチンから見えるところ)に作ると便利です。
キッチンで炊事をしながら、宿題をしているお子様と話ができるので、ながら家事ができます。
この宿題を見る、というのが子育て上大切で、「教える」わけではなくとも、子供がしていることを見てあげる行為そのものが子供の「自分は認められている」
という安心感を与え、心を落ち着かせます。
子どもとの関わる時間が限られている方こそ、会話が大切ですよね。
キッチンで炊事をしながら、宿題をしているお子様と話ができるので、ながら家事ができます。
この宿題を見る、というのが子育て上大切で、「教える」わけではなくとも、子供がしていることを見てあげる行為そのものが子供の「自分は認められている」
という安心感を与え、心を落ち着かせます。
子どもとの関わる時間が限られている方こそ、会話が大切ですよね。
これは個人的な意見ですが、我が家の子どもたちは、リビング学習の方が「人に見られている緊張感で勉強の効率が上がる」とよく言っていました。
大学生になった今でもリビング学習です笑
娘は環境デザインを学んでいるので、時に意見交換をしながらお互いの知識を深めるいい時間になっています。
これも子どもの頃からのリビング学習の習慣があったからですね。
ただし、リビング学習を始めると、子どもの荷物がダイニングに溢れてくるので、必ず勉強道具や本の収納場所を近くに作っておくとよいでしょう。
■洗面室収納
一般的になりましたが、脱衣所にリネン収納や洗剤ストックなどの収納場所があると便利です。
また、洗濯機を併設する場合は、脱衣カゴを設置することもお忘れなく。
また、洗濯機を併設する場合は、脱衣カゴを設置することもお忘れなく。
モデルハウス の間取りの例では、階段下収納をうまく利用しています。
下着や部屋着などは、隣のユーティリティーコーナーにしまう設定です。
■パントリー
主婦の食品の買い物頻度を統計的にいうと、2、3日に一度が一番多いそうです。
つまり、1週間に2〜3回。
重い飲料水やお酒、米などはインターネットで購入、という方もいらっしゃるでしょう。
パントリーこそ、使う近くにないと不便です。
モデルハウスの例では、ダイニング近くでもあるので食器を入れたり、ホットプレートや土鍋、ポータブルIHコンロ(またはカセットコンロ)のようなダイニングで使う調理器具を入れておくのもいいですね。
◼️ファミリークローゼットまたは納戸 モデルハウスの例のように、各居室にクローゼットが設けてある場合は、それぞれに収納力があるので、必要ないかもしれませんが、あえて2階の奥に収納場所を設けました。
季節家電を置く場所として必要かなと思いまして・・・。
サーキュレーター(扇風機)や加湿器、ヒーターなどの季節家電は、不要な時期にしまって置ける場所があれば便利です。
「しまう」すなわち「掃除をしてから片付ける」ので、家電も長持ちします。
ただし、あくまでも使うものをしまう場所にしてください。
不要なものを置いておく場所ではありません。
収納場所が増えると、モノを増やしても良いと勘違いしがちですが、スッキリとした暮らしの方が家事効率も上がります。
◼️家事は家電にとことん頼ろう!
最後に、収納ではありませんが、家事の効率化は何と言ってもやってもらうのが一番。
お掃除はロボット掃除機にやってもらいましょう。
そのためには、あらかじめ掃除機の基地を作っておくと良いと思います。
場所は取りませんが、コンセントは必要ですのでお忘れなく。
先週から引き続き、家事の効率化に焦点をあてて、間取りの工夫をご紹介してきました。
家事を効率化して時間が生まれると、お子様はじめご家族のコミュニケーションの時間や、ご自分の時間が持てるようになります。
時間の余裕は、気持ちの余裕も生み出します。
コンフォートエリア東深井では、そのゆとりを持っていただき、カフェのようなくつろぎ時間を過ごすインテリアのご提案もしています。
(モデルハウスは、ウォルナットフロアの落ち着きのある空間づくりとなっています。)
家事を効率的にこなして、忙しい中にもご自分を見つめ直す時間を持っていただきたい。
そう願って設計いたしました。
妻であっても母であっても、結局最後は自分らしく生きていなければ人生楽しくありませんよね。
特に育児をしている期間は、子どもからたくさんのことを教えられます。
しかし、教えられていることに気づくかどうかは、ご自身の時間をもてる余裕があるかどうかに委ねられます。
より豊かに暮らすためには、人としての成長が欠かせません。
貴重な育児の期間を楽しく、ご家族で明るく過ごしていただきたい。
くつろぎの時間を持てるような工夫をしていただくことをご提案します。
くつろぎの杜「コンフォートエリア東深井」は、2018年7月14日にグランドオープンいたしました。
今回ご紹介したモデルハウスもご見学可能ですが、ごゆっくりご覧いただくには、ご来場予約することをお勧めいたします。