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理想の家を建てるには。 その1 東道路に建てるメリット・デメリット

 

サムネイル
この度、本社の足場が外れ、新社屋を皆様にお見せすることができるようになりました。
ハーモニープラザの交差点から見ると、こんな感じです。



 
壁面緑化を取り入れ、緑の映える外観となっております。
内観も様変わりしましたよ
写真を撮影したら、またご案内しますね。
 

さて、今回は道路の方角と、建てる家との関係のお話。

理想の間取りを・・・と思って購入した土地だけど、希望が叶わなかったとなってしまっては悲しいですね
家事動線や使いにくい間取りになってしまった原因が、実は道路の方角にあったりします。
道路が接する方角(東西南北)によって、建物の間取りが大きく変わります。

そこで、今回は土地がどの方角で道路に接するかに着目し、第1弾として「東道路に接する場合」のメリット・デメリットをお伝えします。


■一般的な東側道路の敷地の住宅配置



メリット1 朝日をたっぷり享受できる

東側に道路がある! 
「東側が開ける=朝の陽ざしが入りやすい」ことです。
朝の陽ざしを浴びながら目覚め、朝食を食べる。
 

 
昼間は日がさし込む暖かいリビング。

明るい玄関からは気持ちよく出勤や登校するご家族を描けます。
また北西の風が吹く冬場の寒さもしのぎやすいですね。
 

 
夏場の東向きから南にかかる部屋は、午後になると直射日光も当たらなくなり、暑さはやや和らぎます。
室温が下がるわけではないけれど、窓は日陰になるので比較的しのぎやすい環境になります。

一日中窓面に直射日光が当たる南向き住戸と違い、午前と午後で過ごしやすさが変化するのも特徴です。
東向きバルコニー物件ではやはり朝早く干すに越したことはないが、直射日光が当たらない午後でも風があれば乾くから、特に問題だと感じたことはありません。



メリット2 主要室を南側に配置しやすい


東側からのアプローチにより東西軸に主要室(LDK)を南側に並べる間取りが容易となります。
太陽の動きに対応したキッチン⇔ダイニング⇔リビングとプラニングすることにより、陽ざしの移動を取り入れた一日の活動にメリハリができる生活環境が可能となります。

また2階も同様に主寝室・子供室等の全居室とベランダを南側にならべることが可能となります。
ただし、建物が東西へと長くなりがちなため、生活動線が長くなりがちになることもありますので、プラニング計画の際の注意が必要です。



■東側道路敷地のゾーニング例





メリット3 プライバシーの確保

プラニングにもよりますがゾーニング例(前項)のように南側に居室を設置した場合、東側の玄関等のアプローチ部分や駐車場(道路近接場所に配置)が道路側からの通行人の視線を遮るために確保しやすくなります。


デメリット 1  午後には陽が当たらないのでは?

確かに夏場の東側の部屋は、午後になると直射日光も当たらなくなりますが、暑さはやや和らぎ、窓は日陰になるので比較的しのぎやすいです。
 
各室により午前と午後で過ごしやすさが変化するのも特徴です。
一日の活動にメリハリができます。
またベランダの東側に洗濯物を干す場合は午前中勝負になりますが、直射日光が当たらない午後でも風があれば乾きますから、(午後から影っても)大きな問題にはならないと感じます。
 
 
デメリット 2  西日をどのように考えますか

計画上、西側(西南)に配置した部屋は午後になると陽が入りにくく、"特に冬場の午後は日照時間が短く寒い"または"夏場は西日が差し込むため暑い""夕方は西日がまぶしい"などとなります。
ただしデメリットの裏返しはメリットとなる場合もあります。
"午後に陽が当たり、冬場暖かい""夕焼けが楽しめる"などです。
 
また西側の隣家の配置状況により西日の入り込みもお考えになることも必要です。
先ほどのメリットとあわせて、うまく西日と付き合った生活スタイルをお考えください。
 
 
最後に…
住宅のプラニングをおこなう上で、敷地に接する道路からの玄関へのアプローチ、駐車場位置と住宅内部の生活動線を組み合わせますと、住宅の基本的なゾーニング(各室の配置関係)は概ね決まってしまいます。
 
ご紹介しました東道路の敷地に建てるメリットをうまく活かした、素敵な住宅をお考えください。