卒業式が終わった方や、控えている方もいらっしゃることでしょう。
春の嵐が時折訪れるこの季節、皆様の晴れの日が良いお天気に恵まれますように
さて、先日のことです。
TBS系列の番組「林先生が驚く初耳学」という番組スタッフの方からお電話がありました。
どうやら、番組の中で紹介したい内容を表現するのに、「いえ日和」で掲載している写真を使わせて欲しいとのこと
共働きのご家族が増えている今、「主婦が苦しむ朝食の呪縛」と題して、朝ごはんを一汁一菜で簡単に作っていいじゃないかという趣旨のコーナーを作りたいそうで、我が家の冷蔵庫整理の写真を1枚提供しました。
いえ日和が紹介されたわけでもないので、大したことではないのですが
でも、テレビ番組制作をする過程で、素材としてこのブログが目に留まったのも、ひとえに読んでくださっている読者さんがたくさんいらっしゃるからだなぁとしみじみ思ったできごとでした。
皆さま本当にありがとうございます
特に共働きをしていらっしゃる女性の皆様に向けて、これからも役に立つ記事を掲載していきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします
さて。
家づくりを始めるとき、何もわからない状態からスタートすると思います。
かくいう我が家もそうでした。
どうして家づくりをするのか、どこに住みたいかなど、家づくりの本質的なことはご家族で話し合って検討されるかと思いますが、そのあとの「間取り決め」になった時には、ご家庭によりますが奥さんに任せるケースも多いものです。
土地の形状や立地など、専門家に聞かなければわからない部分もあると思いますが、このくらいは考えておいた方がいいという部分を今回はお伝えしますね。
細かい部分はその後でも大丈夫。
お家の場所別に設計さんに聞いてみましたので、参考にしてみてください。
家づくりにおいて事前にご家族で話し合いをしていただくと打合せがスムーズに進む項目
&
話し合いが忘れがちな項目
&
話し合いが忘れがちな項目
|必要部屋数
部屋数を検討する際に、子育て世帯では、まず子供部屋をどう考えるかということから検討し始めるとよいでしょう。
お子さまひとりひとりに個室が最初から必要ですか?
それとも同性の兄弟、姉妹は広いスペースを家具で仕切って使いますか?
当社では、基本的にながきにわたりお使いいただく住宅のご提供をさせていただているので、それを基本にお話しすると、子ども達が暮らす期間は、家の一生のほんの一部です。
巣立ったあとは、どう使いましょう?
個室が必要な期間が短いだけに、最近では子ども部屋の考え方も変わってきています。
いまどきの子ども部屋について |
子育ての方針や、将来設計などと合わせて考えてみるとよいですね。
|採用したい項目を挙げてみましょう
リビングに吹き抜け、20帖以上のリビング、物干し部屋、ビルトインガレージ、ワンちゃん部屋、屋上庭園等、ご家族の希望を挙げてみましょう。
予算や家の面積に関わるところなので、実現するかどうかは別にして、何を希望しているのかを書き出して「視覚化」することは大事です
|採用したい項目を挙げてみましょう
リビングに吹き抜け、20帖以上のリビング、物干し部屋、ビルトインガレージ、ワンちゃん部屋、屋上庭園等、ご家族の希望を挙げてみましょう。
予算や家の面積に関わるところなので、実現するかどうかは別にして、何を希望しているのかを書き出して「視覚化」することは大事です
(屋上庭園 永住産業HPより引用)
|エリア毎のポイントを考えてみましょう
玄関
- SICは必要?
最低でも半畳のスペースを必要とするので、SIC(シューズインクローク)があるのとないのとでは、他の部屋への影響が違います。
もし作る場合は、作り方も色々あります。
通り抜けできるSICが希望かどうか。
その場合、収納量を犠牲にしてでも通路を確保する必要が出てきます。
また、このSICの作り方については別の機会にお伝えしますね。
まずは、必要か、そうではないか。
何のために必要かを考えましょう。
LDK
- リビングは1F?2F?
立地条件次第では、2Fリビングがいい場合もあります。
2階リビングではワンフロアが広く使えたり、日当たりが良くなったりするメリットがあるからです。
逆に、買い物をして帰宅した時に、2階まで持って上がるのが大変だったりするようなデメリットもあります。
ここは、何を優先するかよく話し合ってみましょう。
2階リビングではワンフロアが広く使えたり、日当たりが良くなったりするメリットがあるからです。
逆に、買い物をして帰宅した時に、2階まで持って上がるのが大変だったりするようなデメリットもあります。
ここは、何を優先するかよく話し合ってみましょう。
- リビングアクセスの階段はあり?なし?
収納
リビングに収納はあるに越したことはないのですが、どこに何をしまうのかで作り方が変わってきます。
使うところの近くに収納するがベストなので1日の動線を考えてみましょう。
例えば、通勤通学の鞄はどこに置きますか?
掃除機はどこからかけ始めますか?また、今どこにおいていますか?
今のお住まいで便利だと思っていることは採用し、不便だと感じていることはどこに収納すれば便利になるか、使いやすくなるかも考えると、どうすれば良いかが見えてきます。
ピアノ、楽器置き場
グランドピアノの場合は最初からご要望で上がりますが、アップライトピアノや電子ピアノは打合せ中盤以降に、話題に上がることが多いです。
約タタミ1畳分ほどスペースを使いますのでどこで演奏するか決めておくとスムーズです。
その他楽器を新居に持ってくることをご家族間で話し合われていないケースが稀にあります。
保管場所、演奏場所、防音設備の有無等でコストに大きくかかわってくるのでよく話し合っておいた方がいいですよ
我が家もピアノを持っての間取り相談でした。
当時ピアノを習っていたのが中学生の娘。
でも、将来的には趣味程度に弾くくらいだろうし、他の家族も弾いたり、いつ弾くか、弾いている時に他の家族が何をするか、諸々考えて、リビングに置くのはやめました。
我が家の場合、3階建ての2階リビングで、3階が子ども達の個室などをプランニングしていたので、3階にもう一部屋小さなピアノ室(セカンドリビング)を設けました。
ピアノは背面が一番大きな音が響くということから、外に向かって置くのではなく、家の仕切り壁に備え付けるように設置を考えて設計しました。
床の補強や、その後の生活に大きく影響する部分です。
(なかなか動かせないので)
最初から5年後、10年後を想定して決められると良いでしょう。
和室編
和室は必要ですか?不要ですか?
3LDK、4LDKの要になる和室。
最近はリビング続きの和室を無くし、LDKを広く作るケースも多いものです。
ご要望で多いのがリビング続きの和室を普段はつなげて広く使い、来客時は扉で仕切れるパターン。
ゲストルームとしては4畳半でも十分ですが、将来親御さんと同居で寝室として使う事も考慮すると6畳は確保したいです。
また、親御さんの寝室として使う場合、生活時間の違いによる音の問題からリビングとは離して計画する場合もあります。
こちらも今のことだけではなくて、将来的なことを考えて決めるのが良いでしょう。
お子さまのお昼寝スペースとして畳コーナーを考える方もいらっしゃいますが、それも一時的なこと。
むしろLDKを広くとった方がいいご家庭、和室を離した方がいいご家庭、ご事情によってそれぞれです。
将来的なことも含めて、使い方を話し合ってみましょう。
浴室編
広さは1坪でOK?
浴室の大きさによっては間取りに大きく影響しますので、1616(1坪)サイズで充分か、1620(1.25坪)まで必要か、ある程度の広さを考えて置くとよいでしょう。
ショールームで大きさを確認できますので、あらかじめ広さを体感しておくと、その後の打合せがスムーズに進みますよ
収納編
絶対必要だけどどこにどれくらい?
今現在お持ちのものを全てリストアップするくらい労力を使って、ご自分の持っている物の把握にまずは努めてみましょう。
そして、まずいらないものは処分を
それから新しい家でそれをどこで使い、どこにしまうか考えるととてもスムーズです。
お節句の人形や季節家電等、季節のものは特に収納することを忘れがちなので、お忘れなく
外観編
家の顏どうする?
ナチュラルモダン、カントリー、和風等様々な外観があります。
どんなテイストの外観にしたいかWEBやカタログ等で方向性だけでも決めておかないと打合せが進みません。
また、分譲地や地域によっては外観に制限を設けている場合がありますので、こちらも最初にチェックしておく必要があります。
(地区計画:地区の特性に応じたまちづくりのルール)
ちなみに弊社ちはら台分譲地も地区計画があります。
配置
敷地に対してどこに家を建てるのがベストか考えます。
日当たりやお隣さんとの位置関係はもちろんですが、忘れがち又は後になって最初から考えておけばよかった、そのつもりだったとなりがちなポイントをいくつか挙げてみます。
- 車庫スペースは何台分必要ですか?
庭を使えば臨時車庫でもOKかなら、来客時1台庭に乗り入れできるように轍だけコンクリートを打つ方法もあります。
- 駐輪スペースは必要ですか?
カーポート、サイクルポート(屋根)の希望の有無
バイクの場合もどこに駐車するか考えておかないと、使い勝手の悪い駐輪場になってしまいます。
その他
- 神棚は必要ですか?
神様の向きも東又は南向きに置くと言われています。
設置する壁を決めましょう。
神棚設置位置の上階は人が踏まないように収納になっているのがベストです。
お社は所有していますか?新規に購入されますか?
お社の大きさにより神棚の大きさも変わってきます。ご希望の大きさを決めましょう。
(銘林 カタログより引用)
これから迎えるペットの予定
新しいおうちでは犬や猫を迎えたい。そうするとペットトイレ、餌場、ケージ置き場を考えないといけません。
熱帯魚も水槽置き場を確保する必要があります。
以上の項目を話し合っておくと間取り打合せはスムーズに行きます。
最後に風水や家相を重んじる方は最初に担当設計に伝えてくださいね。
間取りが決まってから『鬼門が…』となると打合せを最初からやり直しになることもありますので。