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売電と買電

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2010年に始まった再生可能エネルギーの買い取り制度。私たちの生活に身近なのは太陽光発電がこれにあたりますね。
8年前に売電価格を大きく引き上げる事によって、再生可能エネルギーの普及を促したものですが
この売電単価も年々減少


「来年には2010年度の半分」と聞くと、太陽光発電の魅力が無くなったように感じますが
そうはいっても光熱費は下がってくれませんので、やはり将来的に必要か否かは一度ご検討頂きたいところ。

そして10年間の買い取りが終わった後というのも気になるところです

いよいよ蓄電池の登場なるか?? 新築の場合ですと既に蓄電池導入というのも一般的な考え方の一つになりつつありますが
既築の場合だと、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません



ちょっと目線を変えて・・・
ここで昨今の電気単価(東京電力管轄の場合)についてチェックしてみます
2016年までのオール電化にしたのご家庭の電気プラン


2017年以降の新しいプラン

上記の表から色々な見方ができます。
・電化上手のプランは昼間の電気代が高い設定ですが、夜間はスマートライフプランより安くなっています。
・平成30年度の売電単価は26円、売電するより自家消費した方が特になる場合も出てくる。(売電単価<購入単価)

では蓄電池を導入するか否か・・・
・高い電気料金の昼間は太陽光発電を消費し、余った分を蓄電する。足りない分は夜間電気で充電。
・発電していない時間は蓄電池の電気を使用する。
・災害時には日夜問わず蓄電池の電気が使える。
・電気の購入量が少なくなるため購入する電気代が下がる(賦課金の負担額も減る)


個人的には「太陽光発電と蓄電池のみで外からの電気を購入せずに生活したい!」と言いたい所ですが
エコキュートやエアコンなどの電気消費量を考えると、これを実現するには屋根の広さがないと難しいですし
蓄電池もそれなりの容量がないと実現できそうにありません。



ここで気になるのがエコキュートの電気使用量。
電気単価は安くなっているものの、電気使用量(消費量)が半端ない(特に冬場!)

いくら夜間単価が安いからといっても、
現在の夜間電気17.46円/kWhに賦課金単価2.94円/kWhを足すと、20.4円/kWhになるわけで
これに電気使用量(kWh)をかける事を考えると、今後の電気単価の変動も気になるところ


そうなると、売電・蓄電だけでなく、太陽光発電の電気でエコキュートのお湯を沸かすという考え方にもつながりまs
これは実際そういうシステムを組んでいるエコキュートも発売されていますね。


そうくると、太陽熱温水器でもいんじゃないかと思ってしまう今日この頃smiley


それぞれのご家庭にあったエネルギー消費の考え方。またその選択肢が増えたというのが今現在。
従って「理解して、自分たちにあったプランを考える」というのが絶対に必要です

決して、唐突に来た方が「安いから!」とか「電気代が安くなるから!」という端的な言葉だけで飛びつかないように・・・。





ちなみに従量電灯契約のご家庭は生活スタイルによっては、夜トク8/夜トク12というのも良いかもしれません♪






さて、明日から4月が始まります!
新しい生活、新しい環境、それぞれが、それぞれに幸せを築いていけますように